Oh!MZ 1986年11月号
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[18]. Oh!MZ1986年11月号よりX68000登場時の速報記事

今回は、Oh!MZ 1986年11月号より、X68000が正式発表前に参考出品されたエレクトロニクスショウのレポート記事を見てみます。

まだ参考出品の段階なので、展示を見るだけで、この号の記事中では、実際に使ってみたりしてはいません。

P.23の写真

その他の出品

X68000についての記述を見る前に、同時期にどんな出品がされていたのかの記述を見てみます。

DAT
デジタル・オーディオ・テープ。現在はオーディオ用としての生産は終了しているようですが、データのバックアップ等のDDS(デジタル・データ・ストレージ)としては現役のようです。

記事中にはざっと計算したところでは,2時間テープで1ギガ=1024メガバイト程度の容量と出た。近い将来,ハードディスクのバックアップ用などに期待できる。とあって、実際、Wikipediaによると、2時間用(60メートル)相当のDDSの容量は1.3GBとあるので、的確な見立てですね。

立体ビジョン
立体視自体は、結構昔からありました。VHD(ビデオディスク)を使ったものと、パソコンのX1turboを使ったコンピュータ映像のものが展示されていたようです。

X68000について

P.24の写真

そしてわれわれ取材班の前に現れたのは,異形のフォルムに身を包んだマシンなのであった。(中略)いわく,マンハッタンシェイプ。マシンはふたつに分かれ,間に隙間が空いているのである。要するに「高層ツインビル」のイメージなのである。

この時点で、マンハッタンシェイプと呼ばれていたんですね。

パソコンといえばまだまだ事務的なデザインであった時代に、このすっきりまとまったフォルムは、今見ても秀逸です。

後の機種では黒が中心になっていきますが、最初はオフィス・グレーから始まりました。

空いている隙間には「取っ手」が入っているのである。押すとポンと飛び出し,もう一度押すとカチッと納まるのである。

持ち運びしやすいようにキャリングハンドルがついています。結構しっかりした作りのハンドルで、数kgの重量があるX68000も安心して持ち運べる、よいデザインです。

あとの外観としては、マウス・トラックボールやキーボードについて触れられています。

展示としては、シューティングゲームのグラディウスが動いていたり(今だとキャラクターがスムーズに動いても当たり前ですが、特殊なハードウェアを使わなければ、これは昔のコンピュータには重い処理なのです)、今で言うハイカラーの表示能力を生かして写真を表示したり、予めレイトレーシングで描いておいた画像を表示したりしていました。

はっきりいって,最近のテレビCMなどでよく見かける,「本当のCG」と比べて,まったく遜色がないのである。

個人レベルで使えるパソコンにおいて、それだけの表現が標準でできる、というのは、それはインパクトのあることでした。

おわりに

まだまだ未成熟な時代だけに、ショウにもある種の熱気がありますね。

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