MSX2+ パワフル活用法
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[9]. MSX2+パワフル活用法

今回取り上げるのは、MSX2+ パワフル活用法

MSXの、2+になって強化された機能について、解説されています。

MSXについて

MSX2+機能比較表

MSXは、マイクロソフトとアスキーによって共同開発された、8ビットパソコン(最終的には一応16ビットの機種も)の統一規格です。

なので、MSXMSは、マイクロソフトMSです。

統一規格ということで、海外も含め、さまざまなメーカーから、いろんな機種が発売されました。例えば、ワープロを搭載していたり、ヤマハだったらサウンドに力を入れていたり、と。

…といっても、規格が進むに連れて限られたメーカーに集約されていったようですが。

パナソニック製が、一番標準的だったと思います。

MSXは、キーボードと一体の本体が比較的低価格で売られていて、またPC専用モニタがなくてもテレビに表示することができたため、入門のハードルが低いパソコンでした。

また、ファミコンのようなROMカートリッジの形で、ソフトウェアや拡張機能が提供されたので、パソコンとゲーム機の間ぐらいに見られていたようです。

グラフィック機能

グラフィック機能 カラーページ

MSX2では、同時に256色までしか表示できなかったのが、MSX2+になって、最大19,268色まで同時に表示できるようになった、とあります。

何で19,268色などという中途半端な数字なのかといえば、19,268色同時に使えるモードは、単純に光の三原色RGBで色を指定するのではなく、YJKなる方式で指定するためのようです。

YJKというのは、色をまず輝度(明るさ)色差(色合い)に分けます。そして、輝度は1ピクセルごとに指定できるものの、色差は4ピクセル単位でしか指定できないようにすることで、少ないデータ量で多くの色を表示できるようにする方式、とのこと。

色の情報が4ドットごとにしか付けられないことから,なめらかに色が変化するものはきれいに表現できますが,色の変化が激しいもの,たとえば1ドットごとに色が大きく変わるものや幾何学的な模様などをきれいに表示することはできません.このため自然画などに向いた,自然画モードなどと呼んでいます.とあります。

RGBに比べて扱いは面倒そうですが、多色表示できるのはいいですね。

レイトレーシング

この本には、グラフィック機能の活用サンプルとして、BASICで書かれたレイトレーシングプログラムYJKモード用グラフィックエディタが載っています。

レイトレーシングプログラムは、4ページちょっとの短いプログラムですが、上のカラーページのように、直方体と球のみながら、8ビットパソコンとしてはなかなかの表現力です。

とはいえ、計算量の多いレイトレーシング、時間はどれぐらいかかるんだろう、と見てみると、絵を描くためにかかる時間は,べーしっ君を使った場合,図形3つで3時間程度かかります.BASICの場合は,同じ条件で,16時間ぐらいかかります.とあります。

べーしっ君はコンパイラなので、さすがに速いですね。

おわりに

グラフィック機能以外に、日本語処理機能とミュージック機能も取り上げられていて、なかなか充実した機能なのですが、それはまたいつか取り上げます。

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